猛暑の中・・・

盛岡はこのところものすごい暑さが続いています。今日も日中は30度を超える気温ですが、ここ数日に比べれば風もあり多少過ごしやすく感じるのは、体が慣れてきたからなのでしょうか?

そして、この暑さの中で観たDVDが 「アイヒマンショー

第二次世界大戦下のナチス親衛隊の将校であり、“ユダヤ人問題の最終的解決”、つまりナチスによるユダヤ人絶滅計画(ホロコースト)を推進した責任者であるとされ、15年にのぼる逃亡生活の果てにアルゼンチンで身柄を拘束された アドルフ・アイヒマン を被告として、1961年、イスラエルのエルサレムで開かれた歴史的な裁判を、全世界にテレビの映像で伝えた関係者たちの目線で描かれた映画。なのだけれど、随所に流れる現実の映像があまりにも衝撃的で、・・・言葉になりません。

ホロコーストについては、フランクルの著作『夜と霧』『それでも人生にイエスという』、そして映画『戦場のピアニスト』と、この映画に出てくる実在のピアニストウワディスワフ・シュピルマン著の原作『THE PIANIST』、などを通して多少の認識は有りましたが、動く映像を目の当たりにすると、あまりの悲惨さに、本当に言葉が無く、涙をこぼすことしか出来ません。

 人間はどこまで残酷になれるのか、何が人間をそうさせるのか、その状況になれば人間は誰でもそうするのか、誰でもそうなるのか。 ・・・

 猛暑の中汗をかきながら観た映画に、たかが暑さに参っていられない!!、歴史を知ることも歴史から反省することも、まだまだまだまだ足りない…そう思いました。