あっという間に、9月長月SEPTEMBER

 

朝晩の気温が一気に低くなり、すっかり秋になった模様の盛岡です。もう少し夏の暑さを味わいたかった・・・急激な季節の変化に、夏の暑さが名残り惜しく思われるこの頃です。

そうは言っても秋は秋!すがすがしい秋の空気を胸一杯に吸い込みながら、秋の味覚・秋の収穫を楽しみに、またまた元気に頑張りましょう!!

 おすすめ映画 『サンバ』 ♡♡ 

フランス語の心地良い響きを聞きながら、フランスで生活している移民の厳しい生活を垣間見て、そして自分自身の存在について考えました。

「自分と言う人間の存在」の証明方法は何?名前?国籍?生きていくのに一番重要なのは?

日本という狭い世界にいると気が付かない様々なことを映画には教えてもらい、考えるきっかけをもらいます。劇中流れる音楽も良いです。

 

 

8月も残り少なくなりました。

このところ雨の日が多くて、いったん降りだすと大雨!傘をさしていてもずぶ濡れになるような、8月らしからぬ天気が続いています。そんな中、岩手県内の学校はもう既に短い夏休みを終え、平常の学校生活になっている様子。

 盛岡市高松にある盛岡第三高等学校では、今日8月26日と明日27日の二日間、三高祭が行われるとのこと。そして今回何故か縁あって、当店の古本をいくらか出品しております。お時間の有る方も無い方も!?どうぞお出掛けください。

 さて私はと言えば、いまどきの小説!?を何冊か読んだ後、猛烈に本当のものを読みたくなり大江健三郎の著『二百年の子供』を手にし読み終え、引き続き同著者の『性的生活』、『セブンティーン』と読み進み、いま『共同生活』をもうじき読み終えようとしているところ。本物の与えてくれる何かに満足しきりです。次は福永武彦の著『幼年』を読むべく、秋の虫が鳴き始めた、8月も終わりに近い、寒いくらいに涼しくなった盛岡の夜の読書の時間が楽しみです。

8月も半ば、お盆です。

 耳慣れない「山の日」の祝日も過ぎ、お盆の帰省ラッシュ最中の盛岡です。猛暑の全国各地から帰省した人たちに、この涼しさはうれしい休息となるでしょう。

 8月は、広島、長崎の原爆投下が有った時、そして戦争が終わった時です。昭和20年の終戦=敗戦から72年が経ちました。あの様な戦争を二度と繰り返さない、その思いを強くするためにも、史実を知ることが重要です。子どもたちにも付け焼刃の英語教育より自国の歴史をしっかり教育することのほうがよほど重要だと思います。この年齢になっても自国の戦争の史実を把握出来ていない自分自身の反省を込めて、そう思います。

8月葉月AUGUST=夏真っ盛り!さんさ踊りも始まりました!!

8月になり、梅雨も明け、盛岡の夏祭り「さんさ踊り」も始まりました。太鼓の音が響き渡る真夏の夜を楽しみましょう!

ここのところ何冊か「いまどき」の小説を読み=『異類婚姻譚』、『教団X』=、そして今は「いまどきでは無い」と思われる大江健三郎の本を読み始めています。こちらの「いまどきでは無い方」が私にはとても心情的にしっくり来て読み応えが有ります。そして読んでいて作者の誠実さを感じます。読んでいるのは大江健三郎にしては珍しいファンタジー・ノベル『二百年の子供』。

♡盛岡の真夏の夜☆は涼しい風が吹いて本を読むにも快適な時間です♡夏を楽しみましょう!!

猛暑の中・・・

盛岡はこのところものすごい暑さが続いています。今日も日中は30度を超える気温ですが、ここ数日に比べれば風もあり多少過ごしやすく感じるのは、体が慣れてきたからなのでしょうか?

そして、この暑さの中で観たDVDが 「アイヒマンショー

第二次世界大戦下のナチス親衛隊の将校であり、“ユダヤ人問題の最終的解決”、つまりナチスによるユダヤ人絶滅計画(ホロコースト)を推進した責任者であるとされ、15年にのぼる逃亡生活の果てにアルゼンチンで身柄を拘束された アドルフ・アイヒマン を被告として、1961年、イスラエルのエルサレムで開かれた歴史的な裁判を、全世界にテレビの映像で伝えた関係者たちの目線で描かれた映画。なのだけれど、随所に流れる現実の映像があまりにも衝撃的で、・・・言葉になりません。

ホロコーストについては、フランクルの著作『夜と霧』『それでも人生にイエスという』、そして映画『戦場のピアニスト』と、この映画に出てくる実在のピアニストウワディスワフ・シュピルマン著の原作『THE PIANIST』、などを通して多少の認識は有りましたが、動く映像を目の当たりにすると、あまりの悲惨さに、本当に言葉が無く、涙をこぼすことしか出来ません。

 人間はどこまで残酷になれるのか、何が人間をそうさせるのか、その状況になれば人間は誰でもそうするのか、誰でもそうなるのか。 ・・・

 猛暑の中汗をかきながら観た映画に、たかが暑さに参っていられない!!、歴史を知ることも歴史から反省することも、まだまだまだまだ足りない…そう思いました。

七月、文月、JULY,7月です!夏です!!

 7月になりました、夏です、暑いです!! 

今日はどんよりと曇って湿度が高く、不快指数も高そうです。今年の夏は暑そうですが、水分補給と栄養補給を怠らず、元気に乗り切らねばなりません。

✾✿❁❀頼まなくとも生えてくる、ひと雨ごとにグンと成長する、夏の日照りにも負けない、そんな雑草の生命力の強さを見習って。目指せ逞しき雑草人間。

☆本の話★手のひらの小説

川端康成の短編集『掌の小説』。111篇の短編が収められています。短い簡潔な文章だからこその味わい。表現力そして日本語の美しさをかみしめる…。

 

6月水無月JUNE、そしてチャグチャグ馬っこ!!

 6月も中盤に入ろうとしています。そして6月第2土曜日は恒例のチャグチャグ馬っこの日。滝沢の蒼前神社から盛岡の八幡宮まで、色とりどりの装束と「チャングチャング」と鳴る鈴で飾られた馬たちの行列が続き、沿道の観客を楽しませてくれます。今年は残念ながら朝から雨降りですが。

♡DVDおすすめ情報♡ 邦題「君が生きた証」 原題「Rudderless」

 劇中歌が耳に残りメロディーが頭から離れません。主人公(おじさん的年齢)とバンド?仲間(若者たち)が奏でるロック音楽がメインの映画と言っていいかもしれませんが、その裏に隠されている真相は沈鬱で衝撃的なものです。

 主演のビリー・クラダップは「ビッグ・フィッシュ」と言う(少し古い映画ですが)映画に主人公の息子役で出演していました。今作中では大学生の一人息子を持つ父親役で、イイ感じで年を重ねて、しょぼくれ方がグッドでした。

 そして、ミュージシャンを夢見て彼とバンド演奏を重ねるセンシブルな青年役のアントン・イェルチン。このアントン・イェルチンの繊細な表情に魅かれて現在の動向を調べてみたら、・・・昨年の今頃、6月に、27歳の若さで、自宅の庭での車の事故で亡くなっていました。残念です。

 

 

 

 

 

爽やかな季節5月、暑かったり寒かったり…

 爽やかな季節のはずの5月ですが、真夏のような暑さだったり、上着を羽織らないといけないくらい小寒かったり、体調管理が大変です。そんな5月ももう残り少なくなりました。6月はどのような天気になるやら、そしてこの夏は…。日々緑濃くなる木々、色とりどりに咲く花々、夕方から夜にかけて水田から聞こえるカエルの大合唱(私は太田橋の付近で聞いています)、生命力豊かなこの季節を堪能しましょう!!

♡最近のお気に入り♡ ニナ・ハーゲンの歌

 

 

♡桜、開花♡

ニュースによると、盛岡もようやく桜が咲き始めたとか。この週末あたりが見頃でしょうか。とは言え、暖かい日と肌寒い日が交互に入れ替わり、一日の内でも気温差が激しくて、体調管理が大変です。ゴールデンウイークを目前にして風邪などひかないように気をつけて過ごしましょう。

 

卯月 APRIL 4月 春の陽ざしに誘われて

 ♡暖かな春の陽ざしに誘われてぶらりと散歩に出掛けたくなります。

雪に埋もれていたはずの土の中からは植物の新芽、若緑が顔を出し、生命力の強さと生命の不思議を感じます。人間も負けていられないぞ!と…。

 加川良というフォークシンガーが先ごろ亡くなり、名前しか知らなかった私は、You-tubeで早速その歌を聴きました。唯一知っていた曲は、マリーローランサンの詩に曲をつけたという『鎮静剤』、生きているうちにライブで聴きたかった・・・。